DREAM LAB

03DL JOURNAL

製菓専門学校の約9割が就職指導進まず。全国の新卒パティシエ求人掲載を無料化し、withコロナの学生の就活を活性化するプロジェクト始動

WORK

#パティシエント

弊社サービス、製菓業界に特化した求人メディア『PATISSIENT/パティシエント』は、withコロナウイルス環境下での就職活動活性化に向け、プロジェクト第一弾として21年新卒求人の掲載を無料で提供いたします。

 

プロジェクト背景

例年6月以降に本格化する製菓専門学生の就職活動。新型コロナウイルスの影響により、新規採用の停止や企業説明会中止、選考の見直しが相次ぎ、学生の就職活動は事実上ストップしています。

『PATISSIENT』に掲載している店舗を中心とした洋菓子事業を行う企業381社に対し、電話での聞き取り調査を行ったところ、50.4%が新卒の採用については検討段階であると回答し、今後の採用には慎重な姿勢を見せました(図1)。また「採用しない」と回答したのは影響が特に大きかったホテル・ブライダル、「例年通り採用を行う」と回答したのは郊外型パティスリーが多く、採用枠は1〜2人程度に限られるとのことでした。

図1:全国の洋菓子事業を行う企業への電話聞き取り調査(サンプル数:381社、調査期間:5/3〜5/8)

段階的な自粛解除の兆しが見え始めたものの、大きな打撃を受けたホテル・ブライダル事業を中心に、パティシエの新規採用数は激減しています。弊社は全国188名の専門学生に対し、今後の就職活動についてWebアンケートを実施。85.1%の学生が「今後の就職活動に不安がある」と回答しました(図2)。

図2:全国の製菓専門学校に通う学生へのWebアンケート調査(サンプル数:188人、調査期間:5/3〜5/8)

また、全国の専門学校51校に電話での聞き取り調査を行ったところ、現在41校が休学中。学生対応ができず、求人数も67.3%が「例年と比較して減っている」と感じていることもあり、就職指導については現状92.2%の学校が例年通りできていないと回答しました(図3)。

図3:全国の製菓専門学校への電話聞き取り調査(サンプル数:51校、調査期間:5/3〜5/8)

近年、日本の洋菓子技術は世界に通用するレベルであり、数々の世界規模の技術コンクールで高い評価を受けています。しかし技術職である厳しさから、現場では若手の離職率が課題と言われています。新型コロナウイルスの影響で雇用がさらに失われ、ケーキの作り手が減る。それは長年培われた技術や知識、食文化そのものの衰退に繋がると危惧しています。

弊社は次世代の技術者のキャリアと日本の洋菓子文化を守るため、「パティシエの未来を守ろうプロジェクト」を始動。全国に点在する「採用予定がある」店舗の求人情報を弊社サイトに集約し、学生に幅広い選択肢を供給することで、専門学生のwithコロナ期間の就活を全面支援いたします。

 

プロジェクト概要<第一弾>

▼新卒求人の掲載枠の無償提供(2021年3月末まで)

製菓学生の就活は通常、学校に提出される企業からの求人情報は学校を通じて学生へ案内があり、未だ学内でしか閲覧できない学校も存在します。

そこで、6月より本格化する就活に備え、学生たちが在籍する学校・地域問わず新卒募集の求人が閲覧できるよう弊社サイトに各求人を掲載し、希望の就職先を選択できる場を開放いたします。日本全国、1店舗でも多くの求人情報を掲載いただくことで、21年新卒生に雇用の場を、業界全に明るい未来を創出する一助となることを願います。

申し込み期間:随時受付
無料掲載期間:2021年3月末まで(掲載開始日より最長10ヶ月間)
対象エリア:全国(一部海外案件あり)
プロジェクト詳細:https://www.patissient.com/forshop/2020

※本プロジェクトの実施にあたり、求人企業へオンライン面接の導入を推奨させていただきます。導入については弊社が手厚くサポートいたします。